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キエフで出会ったものたちとそのストーリー

キエフは日中でも氷点下10度を下回る極寒の季節。そんな豪雪シーズンでも蚤の市を開催しちゃうウクライナの人たちはすごい。 世界一深いところを通ると言われるキエフ市内の地下鉄に揺られて5駅ほど、地上を通る電車の線路沿いで巨大な蚤の市が毎週末開かれる。夏や秋には劣るものの、かなりの規模を誇り、ホステルのスタッフいわく「いろいろある」とのこと。旧ソ連時代の勲章やボタンから食器などの日用雑貨、古着、ブーツまで多様。なんでも市。ただ吹雪のため、すぐに商品たちが雪に埋もれてしまうのは難点。じっくり品定めしている間に手足が凍え始める。おそロシア(ウクライナ)。 雪に埋もれた売り物の中からいくつか(文字どおり)掘り出したので、ピックアップ。   ペーパーウエイト...

ローマの街並みとダウンタウンの中国人

イタリアを発着点に、中東欧方面をまわる旅、最初の都市はローマ。フィリピンやバングラデシュなど、アジア諸国(しかも途上国)ばかり転々としていた自分にとって、それらとは大きく異なる歴史や文化、とりわけ建築を有する国々に足を運ぶのは、どこか不思議な感覚でもある。   歴史都市と広告 やっぱりローマの景観は綺麗だな、と街を歩きながら思ったのだが、その建築様式や不規則な石畳の道はもちろんのこと、本当に広告物が少ないな、というのが強い印象として残るわけである。 ローマの場合、都市マスタープランによって指定された歴史地区に広告物等の規制が適用されているらしく、その制定は1970年にまで遡るそう。...

あるコミュニティの繁栄と衰退、そしてその再生に関する言語化

  「変化とは、こうやって起こる。一人、そして二人が最初に変わり、それが三人になり、五人、一〇人に増えてコミュニティが変容する。その兆しがわずかだが確かに見えてきた。」   ブレイディみかこの、ミクロとマクロを行き来するダイナミックな視点移動と言葉に突き動かされて、昨年よりコミュニティ政策を市民コミュニティ視点から見つめる研究を、学士論文として継続してきた。そして、1月末の論文提出、2月頭の論文報告をもって、一連の調査研究を終えた。 研究事例としてピックアップした市民コミュニティは、先代の多くの研究者もその魅力を認め、複数の社会学論文で研究対象とされてきたものである。90年代に発足し、多様な人材を巻き込みながら地域特有の課題に取り組んできた事実は、コミュニティ研究におけるひとつのロールモデルと言える。近年は、自分と同様に学部生の卒論研究でも取り上げられることが多く、「11月からは学生の見学者が増える」という。...

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