ザグレブのレターオープナーと伝統衣装 | HIGHLANDER

ザグレブのレターオープナーと伝統衣装

大聖堂のすぐ横で開かれるドラツ市場は、クロアチア各所の市場の中でも歴史の古いもののひとつで、「ザグレブの胃袋」と称されるように、青果物をはじめ、雑貨や衣類などが並ぶ。赤を基調としたカラフルなパラソルが印象的だ。

市場の奥にある階段を登ると、バーや雑貨店が並ぶ細い通りがまっすぐ伸びる。午後になると賑やかさも増す(と思いきや真冬だからか、みんな屋内に入ってしまった)。現地色の強いレターオープナーが欲しいなあと思いながら歩いていると、ついに出会ってしまった。完璧。

強固な金属で型取った後に銀でコーティングしたものであり、ハンドメイド。持ち手のデザインは、現クロアチアに伝わる伝統衣装の装飾品だという。職人の髭爺の歴史トークを聞いているうちに、クロアチア伝統衣装の魅力が見えてきた。

 

アドリア海とジュエリー

ひとえに「クロアチア」と言っても、アドリア海に面したドゥブロヴニクやスプリット、内陸の首都ザグレブとでは違いが出てくるよう。旅行ガイドブック頻出の「銀のボタン」は別名「ドゥブロヴニクボタン」と称され、アドリア海側を中心に地域全体に伝わるジュエリー。アドリア海でハイクオリティな珊瑚が採れることから、他にも多種多様なジュエリーに出会える。

 

衣装と歴史

こうした繊細な細工は衣装にも施されてきた。街中のイベントや店などでは、赤と白を基調とした可愛らしい伝統衣装を見ることができる。一般的に、花柄などの刺繍が施されたエプロンを纏う女性衣装と、装飾を施したベストが特徴的な男性衣装が有名だ。

http://www.skygate.co.jp/

赤と白はクロアチアのカラーとして定着している。

 

上記講演によると、国内だけでも伝統衣装は13種類、それぞれの民族が独自のダンスや歌などの文化を持つらしい。歴史をたどると、現在よりも装飾の多い衣装が見られる。女性はエプロンや髪に、男性はベストや頭髪にコインやボタンなどを付けることで、裕福さや社会的なステータスをアピールしたのだとか。レターオープナーの持ち手のデザインも、実際に17世紀あたり、ダルマチア地方(現クロアチア)の女性がエプロンに施した金属の装飾のそれに倣っており、きめ細かい模様や可愛らしい形が特徴的。

 

 

現在は比較的シンプルな衣装が多く、古いものについては博物館などで見られるらしい。こちらのサイトでは、刺繍などを含む伝統文化について解説している。

 

 

 

 

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