ストリートを駆けるヒジャブ

一年経っても、汚れたショックピンクの布は彼女の頭を覆い、身長は少しだけ伸び、アシュニールは9歳になっていた。売りのもののヴィヴィッドカラーのプラスティックバッグを抱えて、パブリックマーケットの真ん中に伸びる大通りを駆け回る。小動物を狙うチーターのように、ヒジャブから覗く丸い目は道行く人々を追いかける。




夏の都・バギオに熱狂する

灼熱のマニラ。ニノイ・アキノ国際空港のゲートを出てタクシーに飛び乗り15分ほど。パサイにあるバスステーションで紙切れのようなチケットを手にしたら、あとはそれを握りしめてバスに飛び乗るだけ。約6時間、サマー・キャピタルへのちょっとした旅が始まる。